VS Code側でPrettierを使ってWordPressのコーディング規約に沿ってJSとCSSを自動フォーマットする
Prettierがとても便利でもはや手放せないツールとなっています。以前に入門記事も書きました。
prettier入門 – 役割を理解してESLintと併用する環境を作る【Atomとの連携も】
この時はAtomを使ってたのでAtomとの連携方法を書いていますね。今はVS Codeを愛用していてとても良い感じなので、今回はVS CodeでPrettierを使用してWordPressのコーディング規約に沿ってフォーマットする環境を作りたいと思います。
必要なパッケージをインストール
まずは必要なパッケージをインストールしましょう。今回必要なパッケージは以下。
- eslint
 - eslint-config-wordpress
 - stylelint
 - style-lint-config-wordpress
 
これらのパッケージを以下のコマンドを実行してインストールします。
npm i -D eslint eslint-config-wordpress stylelint style-lint-config-wordpressESLintとstylelintの設定ファイルを用意
インストールが終わったら、ESLint、stylelintの設定ファイルを用意します。.eslintsrc、.stylelintsrcというファイルを用意し、プロジェクト直下に格納したら、各ファイルに下記の設定を記述します。
.eslintsrc
{
  "extends": "wordpress"
}.stylelintsrc
{
  "extends": "stylelint-config-wordpress"
}VS CodeにPrettierの拡張を追加
続いてVS Codeの拡張プラグインのPrettierをインストールします。 インストールしたらESLintとstylelintをPrettierで動作するようVS Codeの設定から下記の記述をします。
{
  // prettierとぶつかり合うのでデフォルトの整形は無効にする
  "javascript.format.enable": false,
  // prettierでeslintを使用できるようにする
  "prettier.eslintIntegration": true,
  // prettierでstylelintを使用できるようにする
  "prettier.stylelintIntegration": true
}VS CodeにESLintとstylelintの拡張を追加
最後にリアルタイムでlintを動かす為にESLintとstylelintそれぞれのVS Codeの拡張を入れます。 ESLintについてはファイルの保存時にフォーマットしてくれるよう設定をします。
{
  "eslint.autoFixOnSave": true
}stylelintの自動フォーマットはないのかなあとGitHubのissueを覗いてたんですが、色々問題があるらしくペンディングになっているみたいです。
Autofix on save · Issue #138 · shinnn/vscode-stylelint
おわり
以上で設定は完了です。