MacでrbenvをインストールしてRubyを管理する
複数のバージョンの Ruby を切り替えできたり、プロジェクト毎にバージョン指定できる rbenv を使ってRubyをインストールしたので方法を共有します。
前提条件
- Homebrew がインストール済みである
著者環境
環境 | バージョン |
---|---|
Mac OS X | 10.14.6 |
Homebrew | 2.4.0 |
rbenv とは
Ruby のバージョン管理をおこなってくれるもの。
インストール手順
Mac OS X の場合、HomeBrew によるインストールが良いです。
brew install rbenv ruby-build
ruby-build とは
rbenv のプラグインで、異なるバージョンの Ruby をコンパイル・インストールしてくれる。
インストール出来ない場合
権限の関係でインストールに失敗することがありました。その場合はbrew doctor
コマンドを実行して解決法を調べてみてください。
必要なパッケージをインストールしたら.bash_profile に初期化用スクリプトを書き込みます。
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
書き込みが終わったら以下の2つのコマンドを順に実行し、動作確認をします。
source ~/.bash_profile
rbenv --version
rbenvでRubyをインストールする
rbenvのインストールと設定が終わったら、いよいよRubyをインストールします。以下のコマンドでインストール可能なRubyのバージョンが表示されます。
rbenv install -l
2.5.8
2.6.6
2.7.1
jruby-9.2.11.1
maglev-1.0.0
mruby-2.1.0
rbx-4.15
truffleruby-20.1.0
リストの中からインストールしたいバージョンを選んで下記のコマンドを叩きます。
rbenv install 2.7.1
インストールが無事終わったら、global
コマンドでインストールしたバージョンのRubyを指定します。
rbenv global 2.7.1
最後にRubyのversion
コマンドで指定したバージョンが表示されたら終了です。
ruby -v
新しいgemをインストールしたら
新しいgemをインストールした際、正常にインストールができたにも関わらず、コマンドをたたくとcommand not found
と言われる場合があります。
rbenvを導入している場合、rbenv rehash
コマンドをたたくと解消されます。
rbenv rehash
このコマンドをたたくとインストールしたgemが~/.rbenv/shims/
以下に配置され無事に使えるようになりました。